【食】若松園
東海道吉田宿にある、若松園。(前回記事はコチラ)趣あるなまこ壁の、老舗和菓子店です。



『スプーンを入れるのが勿体ないように、洪作にはそれが美しく見えた。口に入れると溶けるように美味かった。』。井上靖の自伝的小説『しろばんば』に登場するのが、この黄色いゼリーです。スプーンですくえば、ふるふる揺れて、きらり輝く。口にふくめば、日向夏の甘酸っぱさが優しく広がり、『しろばんば』の一節どおり、溶けるように美味しいです。文学の薫りを感じながら、ゆっくり味わいたい、感慨深い逸品です。
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